撮影用に新品同様の90年製MTBを譲って貰う
写真撮影に大活躍しているMTB「TREK USA 970 1990」。これは当方の写真の先生でもある叔父が1990年に輸入し25年間マンション内に展示してあり新品同様だったレアなMTB。叔父がお年を召し自転車に乗らなくなった事と当方が赤が好きという事もあり譲って頂きました。MTB初心者なので叔父に奨められた参考書を読みネットで調べ自分でメンテできるように勉強しています。最初は一眼レフと三脚を詰めるよう改造を試みましたが、ミラーレスを購入してからは軽装。大切に乗っており小雨に当たると速攻拭き上げます。
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■ ヘッドセットのグリスアップとカンチブレーキの交換・調整 |
前のページ | ハンドルが固くなりブレーキからは異音がし分解清掃するも28年物なのでパーツが存在せず □ 対応したカンチブレーキとリムテープを探す ヘッドパーツは綺麗、前輪カンチブレーキが死亡 90年製のカンチブレーキ「Shimano BR-MT62」を分解掃除すると可動部分内部が破損してるのを発見。「スポーツデポ」で見せると危ないと忠告を受けるも、メーカに純正も代用品も無く他メーカ品を実際に取り付けて行き偶然合うパーツを探さないとならないと言われ断念。 そこでネットで代用品になりそうな「カンチブレーキ」を探すと「BR-CT91 F用 」ぐらいでした。Amazonで1,434円なので失敗しても痛手にならず試す価値はあります。ブロックタイヤ「TIOGA サイコII "26×1.95" 」を注文した「DOORS」様で1,436円(送料無料)なので注文しようとするも売り切れてしまいました。 MTB用リムテープが売ってない そこで「BR-CT91 F用 」と「リムテープ」を購入し2千円にする予定でしたが、 MTB 26inch、ホイールの内径15mm の「リムテープ」を3日間探していますが売ってないですね ネットの評判で以下の2商品に絞り込みました 最高「SCHWALBE 26×14mm」>良い「パナレーサー 26×15mm」 どこも26×20mmか700c(ロードバイク用)ばかりで、「スポーツデポ」店頭では取り扱い無し、Amazonは「パナレーサー 26×15mm」はあったが7セット(14本)からの販売。ヨドコムは取り寄せ可能(店頭在庫0で日数分からず)、ビックは取り扱い無しでした。 質問サイトで生産してないのか、売ってる場所は無いか聞くと 26インチも2種類有り気を付けるようアドバイスを頂きました ISO590は650A=26×1 3/8 ISO584は650B=26×1 1/2=27.5 TREK取扱店に行く そこで「TREK」取扱店に綺麗にした「ホイール」と「フォーク」を持ち込み、合う「リムテープ」と「ケンチブレーキ」を買いに行きました。欲しかった「SCHWALBE」は取り扱い無し「パナレーサー 26×15mm」は最後の1個、売れ残りで若干劣化してました。店員に聞くと店頭では「パナレーサー」の方が売れてるとのこと。 28年使用している「HPM650(ヘッドパーツ)」のベアリングを見せると 「綺麗に使ってますね。全然大丈夫ですよ」と言われ安心 ただ中が割れている「BR-MT62(カンチブレーキ)」は「スポーツデポ」同様にNGでした 「Shimano」製品の「カンチブレーキ」は取り寄せとの事で、「BR-CT91 F用 」は在庫が無く取り寄せできないとの事。Amazonで適当な物と組み合わせ買うしか無いですね。「パナレーサー 26×15mm」だけ買って帰りました。 □ リムテープ交換 ホイール内を触るとネジ穴が尖っている部分が4箇所ありましたので、紙やすりで平らにしました これが今回のチューブ内側がパンクした原因と思われます リムのネジ穴が尖っている リムのネジ穴が針のように尖っています パンク状態で走ったことも無く此所が勝手に破損することは考え難いので製品不良か 紙やすりでリム内部の突起を取る 指で触っていき引っ掛かる場所は全て紙やすりで滑らかに パナレーサー Poly-Lite ポリウレタン リムテープ [H/E 26×15mm] 「パナレーサー」は輪ゴム状になっており引っ張って入れますが、接着剤で付けられており若干劣化してるので切れそうで怖いです。 バルブ用の穴にドライバを挿す 作業は「バブル」用の穴にドライバを挿すと穴がズレないで行えるとのこと リムテープで穴を全て塞ぐ 質問サイトで26inchでもサイズ2種類あると教えて頂きましたが、輪ゴム状で伸びるので関係ありませんでした。ネジ穴は上下交互になっており15mmで丁度隠れるので、「リムテープ」が若干上下すると穴が出てきてしまいます。18mmの方が良いかも知れません。 □ タイヤ交換 憧れのブロックタイヤ 子供の頃から「ブロックタイヤ」に憧れていましたが、譲り受けたTIOGAの「スリックタイヤ」を使っています。「TIOGA サイコII "26×1.95" 」の復刻版が出たと聞きずっと欲しかったのですが、今のタイヤが駄目になる前に交換するのは勿体ないので時期を待ってました。事前に購入し自室で保管しても猛暑で劣化しそうですしね。
今までに無く酷い梱包 いくらタイヤで適当に扱っても支障が無いとは言え袋が破け中身が見えるのは精神衛生上良くない。古いタイヤを処分しようとしたところ、そのままでは出せずカットが必要でしたが、中に「ワイヤー」が入っているので、最初カッターで真ん中から真っ二つにすると書かれていました。「ワイヤー」が入ってるのにこんなに曲げて押し込んでも平気なのか? タイヤには方向がある 前輪だけ「ブロックタイヤ」で問題ないか調べたときに、「ブロックタイヤ」は前後輪で付ける向きが違うと書かれており、店などで眺めていると前「▼」後「▲」とこんな感じで付けていました。 そんな心配をよそにタイヤに方向が書いてありますね。 パンク修理、リムテープとタイヤ交換成功 指定範囲内の400KPa入れて1日放置しましたが、空気は全く抜けて無くパンク修理は成功 □ ヘッドセットのグリスアップ 自転車用グリスがやっと届く ネットで自転車オタメーカと評判の「AZ(エーゼット)」の 自転車用グリス「BGR-003 マルチパーパス 」がやっと届きました。グリスは意外と高く消費期限は2年と短いので、15gで296円は本当に助かります。品質に関しても評判良いです。昨年チェーンの油落としを購入しましたが良く落ちました。 AZ 自転車用グリス BGR-003 マルチパーパス 「Shimano」は黄色でしたが「AZ(エーゼット)」はバブルスライムのような色です 指で塗ると汚すので、ガンプラの塗装用に購入したスプーンを使用 下皿のヘッドパーツグリスアップ 前回中性洗剤に4時間浸け磨き上げた「ヘッドパーツ」。「ベアリング」は「ヘッドセット」によって上下方向があるので気を付けて下さい。「HPM650」は上下共に「∩」でした。「ベアリング」下に入れる輪は” 段差がある方が下、なだらかな方が上 ”でした。コレを間違えると輪が出てきます。加減が難しい「グリス」の量は色々なサイトを見ましたが、多めに塗り「ベアリング」の他に支柱との間にも入れ込んでいましたのでサンプル通りに塗りました。 上皿のヘッドパーツグリスアップ 上皿の方は取り外し手に持って塗れないので緊張します。防犯登録番号が見えないようf2.8で撮影 32mmスパナ必需 ヘッドパーツを締めるスパナは” 薄型の32mm ”で、自転車専用なのか中々売って無くAmazonで何とか見付けた「自転車用万能スパナ(銀色) 」(453円)を注文。翌日、叔父が年齢的にMTBを引退すると整備道具一式を譲ってくれましたので、3本になりました。しかも” 銀 ”を注文したのに” 黒 ”が届いたので、同じ物が3本と流石に要りません。新品は弟に渡し1本は道具箱へ1本はMTB用「パニアバック」で保管。 オートバイ進入禁止のポールに「パニアバック」が触れ転倒しハンドルが曲がったときに役立ちました。簡単な修理道具は持ち歩いたほうが良いですね。 ヘッドセットのグリスアップ完了 予想以上に綺麗に仕上がりました。ハンドルを取り付けましたが車輪と一直線にするのが難しい。完成後ハンドルを動かすとヌルヌル動き気持ち良いです。最近固まり動かなくなってましたので特に感動しました。 グリスは意外と減らない 「ヘッドセット」の「グリスアップ」で大量に塗りましたが、「BGR-003 マルチパーパス 」の使用量は1割程度。15gでも意外と多いですね。車体全体の「グリスアップ」1~2回分って所か? □ 後輪カンチブレーキのグリスアップとシュー交換 後輪カンチブレーキは無事 後輪用の「カンチブレーキ」も割れてないかの確認しましたが大丈夫でした。「シュー」はカチカチで白いラインが入っていました。汚れているので他のパーツと同様に分解掃除した方が良さそうですね。 後輪カンチブレーキ分解掃除完了 「BR-MT62」は分かりませんが、「カンチブレーキ」はフロント用・リア用と売ってますので、マスキングテープで目印を付けました。 バネには向きがある 叔父から当時の「取扱説明書」を貰いましたが、 28年前なので紛失してる人も多いと思い貼っておきます バネは右巻き左巻きと先の長短が決まっているので注意 車体に取り付けるまでバネの力で蓋が開いてしまうのでマスキングテープで固定 後輪カンチブレーキグリスアップ 「カンチブレーキ」側は穴が細く「グリス」を塗る大変ですのでシャーシ側の支柱に塗りました 他の箇所に付くとブレーキが滑り効かなくなるので注意 後輪カンチブレーキシュー交換と調整 調整方法を調べると「ハ」の時にすると音が鳴らず静かとの事。調整箇所が4箇所有り難しい。リムに平行に当たるようしてから「六角棒レンチ」「スパナ」で挟み回しますが、当然ネジを回すと「シュー」も回るのでズレていきます。少し緩めまた元の位置に戻しを繰り返し1時間掛かりました。「カンチブレーキ」の調整は難しいです。 □ 前輪には新品のカー値ブレーキ BR-CT91を取り付ける Shimano BR-CT91 カンチレバーブレーキ フロント用 EBRCT91MFSA 翌日最後のパーツ「BR-CT91 F用 」が届きました ネジに予め滑り止めが塗ってあります。右手にある「リンクケーブル」の「ワイヤー」を通すチューブが細く28年前の「ワイヤー」は通りませんでした。 廉価版なので「BR-MT62」 と違いシンプルで可動部分が減っています 前輪に新品カンチブレーキを取り付ける 同様にグリスを塗り取り付けましたが、「BR-CT91 F用 」は新しく一番安いタイプだからか「ハ」の字にする調整はありませんでした □ 試乗 BR-CT91取り付け完了 今の「ブレーキワイヤー」は細いのか、付属の「リンクケーブル」のチューブが細く「ワイヤー」が通りませんので、旧型の「BR-MT62」のパーツを再利用。「BR-CT91 F用 」は形状が違い上に長いので「ワイヤー」が結構余りカットし微調整が大変でした。 ハの字にすると効きが弱くなる 後輪は「ハ」の字にすると音が静かというので「ハ」の字にしましたが、効きが弱く傾斜をなだらかに再調整すると効くようになりましたが、坂で音が少し鳴るようになりました。 □ 今回の要点 90年製の「TREK 970」ですが、展示されていた新品同様で実働3年。見た目は綺麗でも28年経過してるので劣化したようです。叔父に聞くと一度もメンテしてなかったとの事。 壊れた箇所 ・チェーン切れる ・ワイヤー伸びる ・ヘッドセット劣化でハンドル固く ・前輪カンチブレーキ破損 ・前後輪ブレーキシュー劣化しカチカチ ・前輪パンク 修理箇所 ・チェーン1部交換(自転車屋) ・ワイヤー調整(自転車屋) 以下自力 ・ヘッドセット分解掃除とグリスアップ ・前輪パンク修理 ・前輪リムテープとタイヤ交換 ・前輪カンチブレーキ交換 ・後輪カンチ分解掃除とシュー交換 ・ブレーキ調整 部品取り寄せなど含め修理に1週間 カンチブレーキ調整に2時間要しました オマケ これは前回交換したペダルです。 ※ 今回の記事を優先し先に行ったペダル交換の記事が1年後となった為、ここで紹介していた 「車体に合わせた赤いペダル、GPS用にスマホ ホルダーとモバイルバッテリーを購入」 (記載:2018年10月20日) |
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