撮影用に新品同様の90年製MTBを譲って貰う
写真撮影に大活躍しているMTB「TREK USA 970 1990」。これは当方の写真の先生でもある叔父が1990年に輸入し25年間マンション内に展示してあり新品同様だったレアなMTB。叔父がお年を召し自転車に乗らなくなった事と当方が赤が好きという事もあり譲って頂きました。MTB初心者なので叔父に奨められた参考書を読みネットで調べ自分でメンテできるように勉強しています。最初は一眼レフと三脚を詰めるよう改造を試みましたが、ミラーレスを購入してからは軽装。大切に乗っており小雨に当たると速攻拭き上げます。
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■ 展示品だったTREK 970を3年間綺麗に扱うも28年物なので5箇所同時に壊れる |
□ 同時に5箇所壊れる チェーンが切れたのが始まり 図書館は山の上にあり急斜面で、下りには” 危険なので自転車から降りて下さい ”と看板があります。運動のやめMTBで上ろうとギアチェンジすると「チェーン」が切れギアに絡まってしまいました。 押して帰り自分で直そうとするも無理でした。調べると「チェーン」の連結部分の棒は自転車用の小型万力で両端を潰し抜けなくするんですね。一度抜けたら再利用できず抜く道具も圧迫する道具もありません。 暫く雨が続きましたので、晴の日まで待ちいつもの自転車屋に持って行きました。一部分だけ変えるか、全交換するか聞かれましたが、店長に聞くと状態を見て部分交換だけで大丈夫とのこと。90年製で28年物なので全交換でも良かったのですが2,100円と安く済みました。道具を全て揃えると1万円掛かり「チェーン」が切れるなんて一生に一度程度なので元は取れそうもありません。やり方を調べると素人が調整するには高難易度なので、専門家にやって貰うのが安上がりですね。次回は全交換して貰います。 ワイヤーが伸びる 前後輪ギアチェンジのチェックをしながらが帰りましたが、後輪の2→1に中々上がらず、何とか上がっても『カタカタカタ』と音が鳴り1→2に自動で落ちてしまいます。一番軽いギアは滅多に使いませんので、1週間後に見て貰うと「ワイヤー」が伸びただけでした。「チェーン」が切れた時にギアに絡まったのでギアを壊してしまったかと心配してました。 ブレーキシューの劣化 それから前輪のブレーキが少し音が鳴るようになり、1週間程度経過すると『キーキーキー』と大きな音が鳴り前輪ブレーキが効かなくなりました。これは「ブレーキシュー」が劣化したなと交換することにしました。 ※後で分かるが前輪側はブレーキ内部が割れており後輪側はシューがすり減っていました ブレーキが古く替えのシューが見付からない 当方のMTBは「TREK 970(90年製)」です。ブレーキは「Shimano BR-MT62」で「ブレーキシュー」は何を買って良いか調べると、王道と言われる「M70T4」の適応モデルに「BR-MT62」入っておらず、これで代用できるか、他の人は何を使ってるかなど調べてみました。 「カンチブレーキ」という種類で25~30年前に流行った” レトロブレーキ ”と呼ばれマニアの間で人気で、” 汚れに強い ”” 効きが良い ”とMTB向きですが、月1程度で調整が必要で廃れたとの事。その後「Vブレーキ」が主流となり「M70T4」は「Vブレーキ」用でした。 「BR-MT62」用の「ブレーキシュー」は当然ありませんが、レビューを読むと25~30年前のMTBを持っている人は「BR-CT91 ブレーキシュー 」を代用品で使ってるようです。 ヘッドセットが壊れたか 寝ながらメンテナンス用ガイドブックのブレーキ調整方法を読んでいると、気になる記載が目に付きました。ブレーキを掛けハンドルがガタガタ揺れると「ヘッドセット」のメンテが必要で、ハンドルが固くなるとベアリングなどが破損した可能性があるとか。 半年前から前輪ブレーキを掛けるとハンドルがガクガクするのが気になっていました。六角ナットを締めても効果が無く直ぐに緩んでしまいます。チェーンを直して貰った帰りにハンドルが突然重くなり違和感を感じるも、前日カメラ機材一式(5kg)を背負い彼岸花の撮影に行ってますので、体が軽くなりハンドルが重く感じてると勘違い。修理の帰りハンドルが揺れるので指で32mmの六角ナット閉めると指に” 黒い油 ”がべっとり付き、チェーンが切れた時の油が此所まで飛んだのかと思ってましたが、その後2週間で3回ナットを締め手が真っ黒になり違和感を感じていた矢先でした。
展示品を貰い実働3年とは言え90年製で28年も経過してますので交換時です ヘッドセットの規格が多すぎ見当も付かない そこで「ヘッドセット」を調べると大きく分け「ノーマル」「アヘッド」「ロープロファイル」「インテグラルヘッド」とあり、更に別れ「ISO」「JIS」「オーバーサイズ」と10種類前後あり見当も付かないですね 実際に計ってみましたが内径と外径が同時に一致する物が見当たりません TREK 970(90年製)は店で輸入した自転車なので取扱説明書が全て英語でしたが HEADSET Simano Deore DX sealed と書かれており、調べると「Deore DX」は廃盤となったシリーズらしい。個人ブログで「Deore DX」のパンフレットを掲載してる方がおり読むと、「ヘッドセット」は「HP-M650」と「HPM651」の2種類有りなんと内径が4mmも違い代用品は何を買ったら良いか見当も付きません。 タイヤ劣化でパンクか そこで「ヘッドセット」を分解し店員に見て貰おうとMTBに近付くと前輪がパンクしており不運が重なります。前輪は1年前にチューブ交換しましたが、タイヤは28年間付いてた物なのでこれを機に「ブロックタイヤ」に交換しようと思います。今使用しているのが「スリックタイヤ」で溝は全て残っておりヒビ割れもしてませんが、次パンクしたら交換する予定でした。 □ ヘッドセットを分解掃除 自転車屋で使用可能なヘッドパーツを調べて貰う事に 大型店「スポーツデポ」の一角にあるサイクルコーナーに行くと閉店準備をしてる新人しかおらず。「TREK」と取引してないが、土日休みなので月曜に代用品があるか問い合わせるよう伝言を残して下さるとの事。当時は毎年のように形状が変わっていたので難しいと言っていました。 パーツの状態を見るため掃除してみる事に パーツは手に入らない可能性が高いので、再利用できるか「ヘッドセット」を中性洗剤に4時間浸けピカピカに磨き上げました。 Before After 予想外に状態はかなり良いです。ベアリングは摩耗してる物が1個もありません 32mmの六角ナットの「パッキン(ゴム)」が割れているだけでした 2箇所の店員に聞きましたが、これは問題ないとの事 内側に「HPM650」と書いているのを発見。今更型番が分かりました □ パンク修理 リムテープが劣化 先にパンク修理しましたが「リムテープ」が折れ曲がり石化してますね。叔父に電話で聞いてみると1度も交換したことが無いと言うので28年物です。 ネットや専門書を読むと ”1年に1回チューブ交換と同時に行う ”” ネジ穴の形に凹んできたら交換時 ” との事。 パンクはリムテープが劣化しネジ穴が刺さったのが原因 路面に接する外側では無く内側に穴が空いていました。タイヤが摩耗した影響かと思いましたが「リムテープ」の劣化が原因で、ネジ穴が刺さったようです。 パンク修理 2回目となるパンク修理
リムテープの太さに悩む 「リムテープ」は幅何mmを買って良いか分からず。元から付いていた物は縮んでる箇所と伸びてる箇所ばかりで元の太さが分からず14mm程度かなと思います。ホイール内径は15mm、U字型になってるので18mm程度が丁度良いのかも知れません。余り太すぎるとタイヤを入れるのが難しくなるとのこと。 ネットの評判 最高「SCHWALBE」>良い「パナレーサー」 「パナレーサー」 は穴開きやすいとのレビューをチラホラ見掛けるのが気になります 叔父に電話で聞くと(バイク用ですが)同様のことを言っていました Amazonで取り扱い無し なので「SCHWALBE 26×14mm」か「パナレーサー 26×15mm」 が欲しいのですが、 Amazonは「SCHWALBE」は700Cか20mm、「パナレーサー」 は在庫がありましたが7個からの販売 なので明日「スポーツデポ」に行くついでに買ってきます。 □ カンチブレーキを分解掃除する BR-CT91用ブレーキシュー 「BR-CT91 ブレーキシュー 」が届いていますので、「ヘッドセット」のついでに「BR-MT62」も取り外し分解掃除することに致しました。 バネの方向が分からなくなりそうなので撮影。フォーク側に「グリス」が付いていた形跡がありますので、この筒に塗らなければなりませんね。「グリスアップ」が必要な箇所は組立時に調べます。 酷い汚れです こちらは分かりやすく「BR-MT62」と記載がありますが、何故か「ヘッドセット」は六角ナットの下側に記載があるので外すまで分かりません。劣化したグリスが付いてます。 汚れが酷いです こちらも中性洗剤に4時間浸け布と綿棒で綺麗に磨き上げましたが思わぬトラブルを発見 カンチブレーキの可動部分が割れている ベアリング外側に付いた回転するプラスチックの筒が割れているのを発見。この部分は錆が怖いので分解掃除も水洗いもしてません。綿棒で掃除しただけでした。上の清掃前、古いグリスが付いた状態の写真をよく見るとヒビが入ってるのが見えます。” 作業過程の写真を撮るのは重要 ”ですね。 90年型のヘッドパーツは入手困難 まだ「ヘッドパーツ」有無の連絡は貰ってませんが、それとは別件で翌日「スポーツデポ」に綺麗に磨き上げた「HPM650」と「BR-MT62」の状態を見て貰いに行くと、ベテラン店員2名が色々調べて置いてくれました。 メーカに在庫も対応品も無く他のメーカから色々取り寄せ試すしか無いとの事。取引の無いメーカーから付きそうな物を1個見付けてくれ、取り寄せられるか、付くかの保証は無いと言っていました。「TREK六本木本店」に持ち込み実際に取り付け合うパーツを探して貰うのが良いとアドバイスを貰いました。 店員に綺麗にしたヘッドパーツの部品を見て貰いましたが、首を傾げまだ大丈夫だが交換した方が良いというニュアンスでした。ただ割れた「カンチブレーキ」は使えないとの事。26inchのMTB用「リアテープ」は店頭でも販売してませんでした。 前輪ブレーキに異音がし効かなくなったのは内部が割れていたのが原因でした 質問サイトでも詳しい方から回答を頂き
翌日「TREK」取扱店に見て貰いに行きますが 「綺麗に使ってますね、ヘッドセット全然大丈夫ですよ、28年物と思えません」 と言っていました 次のページ | ヘッドセットのグリスアップとリムテープ・タイヤ・カンチブレーキ交換と調整 |
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